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  • 第38回選句と選評17日深夜締切

  • 投稿者:疲労子
  • 投稿日:2019年11月13日(水)21時55分40秒
 
選句の持ち点は一人計6点、選1点、特選2点。1点句×6句でも、特選1句+並選4句でも合計6点であれば配分は自由。
選句した句について、コメントもお願いします。
締切は17日(日)深夜です。(選が揃ったら繰り上げることもあります)


お題1:「活字」
11 するすると活字解けて毛糸編む
12 書を置きて小春日の縁静かなり
13 駅前の本屋閉店秋深し
14 屁理屈はゴシック体のずわい蟹
15 文化の日有澤祥南畏るべし
16 遠つ国炬燵に棲みて放浪す

お題2:「お酒」
21 暑暑の酒粕甘酒啜る朝
22 シャッターの裏ぽこぽこと澗の酒
23 友を偲びウヰスキーの瓶そぞろ寒
24 落葉の夜そろそろ焼酎お湯割りに
25 名古屋河豚島の酒屋の棚の塵
26 妻恋のダンディ貫く温め酒

お題3:以下の偏屈の句の本歌取り
31 岸和田に燃えた命の一つあり
32 冬たんぽぽ身の丈ほどの自尊心
33 汚染水あふるる此岸虎落笛
34 石蕗の花吾も過剰なる自尊心
35 病み痩せて結びし百句実南天
36 霜柱苛めなさんな総白髪

雑詠
41 水面なる冬満月の向ふ岸
42 なにおもひねむりつづける眠る鴨
43 ずっしりと掌に余る柿一つ
44 率いるはキャンプ素人草履履き
45.あづかりの子と手遊びの秋日和
46 左に柿右に蜜柑の門構
47 サーカスの跳ねてピエロと寝酒かな
48 待合せ会へず仕舞の釣瓶落し
49 友逝きて此岸騒がし冬ざるる
50 土曜日はセール甘鯛鯥鮪
51 アルプスの風ヒユーと鳴り冬支度
52 配牌に身の丈を知る今朝の冬

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  • 選句と選評です

  • 投稿者:夏天
  • 投稿日:2019年11月17日(日)20時39分3秒
 
○14 屁理屈はゴシック体のずわい蟹
 なんだか面白い。

○16 遠つ国炬燵に棲みて放浪す
 BSで「世界ふれあい街あるき」見たり、シルクロードに飛んだり。わかります、これ。

○22 シャッターの裏ぽこぽこと澗の酒
 シャッターを閉めた店の中で集まって飲んでるおじさん連中。幸せはここにあり。

○35 病み痩せて結びし百句実南天
 実南天の赤が目に染みます。貝が真珠を産むように。身を削って実らせた百句。

○41 水面なる冬満月の向ふ岸
 冬満月の映る水面。向ふ岸に偏屈さんがいるんだろうか。

○47 サーカスの跳ねてピエロと寝酒かな
 ゆあーんゆよーんゆやゆよーん。中原中也の詩を思い出しました。

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  • 選句と感想

  • 投稿者:実理
  • 投稿日:2019年11月17日(日)19時08分29秒
 
11  するすると活字解けて毛糸編む
読書に飽きて毛糸編みかな?

14  屁理屈はゴジック体のずわい蟹
何か分からないけど面白い。

32  冬たんほ身の丈ほどの自尊心
自尊心は身の丈がちようど良いのかも

33  汚染あふるるこる此岸虎落笛
汚染水はどうなることやら

42  なにおもいねむりつづける眠り鴨
眠むれることは幸せ。

52  配ぺいに身の丈を知る今朝の冬
幸運はさうさうは来ない。

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  • 選句・感想

  • 投稿者:不孤
  • 投稿日:2019年11月16日(土)17時45分13秒
 
○11 するすると活字解けて毛糸編む
シュールな感覚ですが、パステルカラーのファンタジックアニメになりそう。

○14 屁理屈はゴシック体のずわい蟹
これもユニークな発想。全然意味不明だけど。

○22 シャッターの裏ぽこぽこと澗の酒
丸ストーブに薬缶をのせて、エイヒレ焼いて。

○35 病み痩せて結びし百句実南天
「遺灰はトイレに」。参りました。なんという美意識!

○36 霜柱苛めなさんな総白髪
色の連想ですが、寒風吹き荒れてます。

○45.あづかりの子と手遊びの秋日和
「手遊び」に味わいがあります。


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  • 選句と選評です

  • 投稿者:茶肴余
  • 投稿日:2019年11月16日(土)00時07分55秒
  • 編集済
 
〇11 するすると活字解けて毛糸編む
こんな句を作りたい

〇14 屁理屈はゴシック体のずわい蟹
意味はよくわからないのですが、うふふです。ズワイガニよりタラバの方がゴシックっぽいけれど。

〇23 友を偲びウヰスキーの瓶そぞろ寒
火酒なのに呑んでも呑んでも酔わぬ。酔えぬ。寒い。

〇26 妻恋のダンディ貫く温め酒
いつもいつも、そして死の瞬間までも愛して恋してかっこつけてを貫く
そんな男のひとり酒か

〇33 汚染水あふるる此岸虎落笛――汚染水制御不能や夏の闇
夏の闇は冬の時代へ そしてもう季節はめぐることは無いと虎落笛の音

〇47 サーカスの跳ねてピエロと寝酒かな
♪サーカスにはピエロがつきものなのさ♪ そしてサーカスは終わった。


偏屈さんはもういないというけれど、偏屈さんはそこにもここにもいる

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  • 選句と選評です

  • 投稿者:疲労子
  • 投稿日:2019年11月15日(金)21時37分42秒
 
○11 するすると活字解けて毛糸編む
 活字と編み物から先日亡くなった橋本治さんののことを思い浮かべました。ちょうど昨夜「双調 平家物語」全14巻を読み終えたところでした。

○25 名古屋河豚島の酒屋の棚の塵
 日間賀島のフグのことですね。「全国島めぐり」と銘打って偏屈さんも含めて遊んだ日々が懐かしい。酒の自動販売機で免許証を要求されたけど、結局買えなかったこととか思い出しました。

○34 石蕗の花吾も過剰なる自尊心
 偏屈さんの遺言に「遺灰はトイレに流してくれたらええわ」にとあったそう。過剰なる自尊心の愛妻家。

○44 率いるはキャンプ素人草履履き
 学生時代、もと少年斥候隊(ボーイスカウト)の偏屈さんが実家から持ってきてくれた三角テントで、京都の山の中でキャンプしたのが僕らの野営趣味の始まり。その後、台風下の紀伊半島でキャンプしたり、色々と遊びました。

○50 土曜日はセール甘鯛鯥鮪
 これでもかと季語が並んでリッチな気分。

○52 配牌に身の丈を知る今朝の冬
 天の配剤ならぬ天の配牌?学生時代はよく麻雀をしたね。僕なんかいい配牌だとドキドキして理性を失ってたもの。しかし、踏尾さんの言う通り、政治家のせいで「身の丈」って変な意味あいになっちゃったな。

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  • 選句と選評

  • 投稿者:踏尾
  • 投稿日:2019年11月14日(木)19時28分0秒
 
○11 するすると活字解けて毛糸編む
読書は眠りを誘い、眠気に抗って編み物を始めると、読んでいた活字は形を失い毛糸に変わってしまう。こんなストーリーなのでしょうか?ともかく、活字が毛糸になるという趣向に一票。

○16 遠つ国炬燵に棲みて放浪す
先日、二度目のハワイという遠つ島の番組を見て、ハワイにも行ってみたいなあと思っておりました。コタツに入ってなくて、出掛けましょう!

○22 シャッターの裏ぽこぽこと澗の酒
シャッター街というけれど、客は来なくたって、どっこい楽しみはあるんじゃ。ちょっと仲間に入りたいわ。(「わ」は東海地方?では男性言葉の語尾)

○32 冬たんぽぽ身の丈ほどの自尊心
「身の丈」と言う言葉が、庶民の我慢や諦めという気持ちを表すようになってしまい、さびしい限りの昨今。でも、偏屈さんのお陰で「自尊心」という語に微妙な肯定感も。

○42 なにおもひねむりつづける眠る鴨
平仮名14字の連続は鴨の思考の非文節性?非言語性?を象徴してる?作者自身への問いかけになっているようななってないような微妙な仕掛けもいいですね。それにしても、鴨は何も思ってないカモ??

○45.あづかりの子と手遊びの秋日和
なんだか良寛さんみたい、と思って一票。