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8日。鋳物師屋の中へ無記名直接投票をやるべきだとの文書をチラシとして配り始めて3日目。ようやく終わったと思ったが、家に帰って、国道の向こう側に鋳物師屋に属する地域があったことを思い出す。
配り始めて2日目。犬を散歩させているMさんに会う。高橋区長が、Mさんは「時期尚早」だという意見だと言っていたので、道の上でMさんと話す。鋳物師屋には決議方法などの規約が存在しないことを初めて知る。市は説明会を終えたら建設地検討委員会で勝手に建設地を決めると言っているが、この委員会の委員は、坂口公治環境部長が、金をばらまいて飼っておいた市民団体からピックアップした者どもであること。こんな者どもが勝手に建設地を決めていいはずがないことなど言う。そんなでたらめな委員会が動き出そうというのに、「時期尚早」だなどとのんきなことを言っていていいのかということも言う。
「鋳物師屋とその隣接地区」の「その隣接地区」というのもMさんは気に入らないらしい。鋳物師屋が「隣接地区」を含めて建設反対を決議するのは、僭越だとMさんは言う。余所の村のことにまで口を出すことになるからだとのこと。しかし、Mさんの口調は、私のことを僭越であると言っているようなものだった。「あんた一人がこんなこと(チラシ配り)なんかやっても」と言いかけて、Mさんはその後を言わなかった。「あんた一人がこんなことをやっても」の後に続かなかった言葉は、「駄目だよ」だろうと思う。
それにしても、鋳物師屋がなぜその隣接地区への建設に口を出すのが駄目なのかまるでわけがわからない。新田は問題が持ち上がった当初から、区として、中区への建設計画の白紙撤回を求めた。アンケートという方法ながら、すぐに区としての意見をまとめた。この新田の動きに対して、鋳物師屋の協議員の中に「時期尚早だった」という意見があるとは聞いていたが、それもMさんの意見なのかどうか、Mさんと話している間に聞きそびれた。
新田のやったことでいいのである。中区にごみ焼却・灰溶融炉ができたとき、空気(風)や地下水は、中区、鋳物師屋、新田と、それぞれ別々に流れるわけではない。地下水なんか、インターネットの情報と同じで、どこをどう流れてきているかなんか誰にもわかってはいない。
例えば、鋳物師屋でごみ焼却・灰溶融炉の建設を引き受けたと仮定してみてもらいたい。鋳物師屋でそんなものを引き受けた場合、鋳物師屋の中心部に施設ができるはずはない。必ず村外れにできるはずだ。その村外れのすぐ向こうが、仮に小船山であった場合、小船山は小船山の隣接地区である鋳物師屋への施設建設に反対する権利が当然ある。実際に被害をこうむるのが、鋳物師屋だけでなく、小船山になるからだ。なんで、その権利がないなどと考えることができるのか。どこが僭越なのか。
話の途中で、「あんたの言いたいことはわかるが・・・・」と三度くらいMさんは言った。Mさんにおいては、「わかるが駄目だ」と言うのが、初めから結論として出ているのである。「わかるが」などと、理解のあるところを示すような姑息なことを私の方はやる気がまるでない。「わかるが」と言うが、全然わかっちゃいないのだとしか思えない。
Mさんの意見であるにしろないにしろ、新田がやったことを「僭越」だなどと言うことは許されない。新田の区長・代理区長こそ、住民の被害をすぐに察知して動いた区長・代理区長であり、本来、区長・代理区長がやるべきことをやった人たちである。
鋳物師屋がやってきたことはいかにも鈍い。
「あんた、考えてくれ」とMさんは言ったが、Mさんこそよく考えてもらいたいものである。憲法九条の会だかなんだか、正式名称は知らないが、要するに九条を守ろうという主旨の会をやってきて、鋳物師屋の住民の意見を形にすることを、「時期尚早」だなどど言って却下しようというのである。住民の意見を形にすることを邪魔するようなことをやって、何が「九条を守る」だろうか。実際の住民を外したどこかで、「正しいこと」を言ってきただけなのだろう。そんな正しさなんか屁なのだということがわからない人なのだと思って、暗い気持ちになって家に帰った。
共産党系の人たちは、本当に腰抜けばかりである。
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