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改稿1

 投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 4月27日(月)03時32分53秒
  通報 編集済
  .ゆぎ4号草稿1700字(50字34行+α)

ゆぎ3号ぎゅう
・・・・酒飲みのヒヒョウ・・・09/04/27

 一緒に里山を歩いた日、浜田さんに、「ゆぎ」どうでした、と言われ、一瞬胸の上部が冷たくなったような感覚があった。「車の中に置きっぱなしで、まだ読んでないんです」と言ったら、今度は背中がひきつるような気がした。もうしわけねえと思って黙って歩いた。温泉に入ってから家に帰り、「ゆぎ3号」を開いてみたら、半分以上読んであった。だけど、読んだ分が「2号」のものだと思った。はるか昔というほどではないが、昔(数ヶ月から一年前に)読んだことがある。表紙を見てから、奥付を見て、最近発行された3号だと確認した。なんだか変な感じだ。いったいいつ読んだのかまったく覚えていない。車の中だったのか?
 その夜、やはり酒を飲んで、ぐらぐらと寝床に寝ころんだ後、浜田さんにメールを書いた。

「ゆぎ」読んでみたら、量的には半分以上はすでに読んでありました。
浜名純、「新聞社の‥」。量的に倍から三倍は欲しい。食い足りない。
浜田順二「ことば」がいい。「とおくでやまが…」の一行は冒頭にあったらどうか。
その場合、「えだゆれるみどりの…」の最後を「しばふにおりた。」にする。
元の詩の「とおくでやまが…」以下をばっさり削除、あるいは「あしたはてんきに…」だけ最終行に残す、などと、私はもう詩を書こうとはしない者なので、人様のものを借りて別物にするという失礼なことをしていました。
「息子の悩み」は詩の形式を使った小話として秀逸。
岡澤恭子、「少年の手は…」記憶に残ります。
他は忘れてしまうだろうというより、記憶にならずに流れてしまうと思いました。

 以上は、携帯に残っている送信メールを、自分のパソコンに送り、このテキストファイルに貼り付けたもの。
 今日、浜田さんが素読舎に英語をやりに来たので、またしても勝手なことをしゃべらせてもらった。森貘郎は詩はよくねえな、柔らかいこころをひた隠しに隠して言葉をひっくり返して鎧にしてる。こころの柔らかいところを出せなくて何が詩か。森貘郎は、俳句の方がいいな。言い切りがよく、小気味いいのがよく穫れる。浜名さんのは、惜しいんだ。もっと量を書いてくれれば、もっとわかるはずだ。浜田順二と岡沢恭子は、顔を知っているが、そのせいで作品が優れていると思ったわけじゃないと思う。「あしたはてんきに…」は最終行にあった方がウケはいいだろうが、ないほうが詩だな、など言った。
 今日言わなかったことを、今付け加えたいが、岡沢恭子の短歌はもうひとついいのがある。「生きること楽しいらしく少年は泳ぐかたちにTシャツを脱ぐ」。
 で、これで字数は終わりなんだろうか。ゲストで書かないかと浜田さんに言われ、書けるかなあ、と言ったくせに、さっさとその日に書いてしまっている。さすが酒のみだ。で、ゲストとして書かせてもらっているんだが、詩のニセモノを根石吉久名で書いてみたい。ボツにされたらしょうがねえけど、最初に、こっちの原稿を、その後に連続で、ニセモノ二編を載せて欲しい。広告出すから。

1.
敬礼

                     根石吉久

ゆぎさんごうよんぺいじ、小熊忠二さんのは、タイトルと署名が何かの液体で濡れて字が汚れた手書きを、そのまま版にしたものだが、液体がセーエキならいいな。元気に手掻きしたもんならいいな。気やすく、「死」に話しかけなさんな。作家の遠藤周作氏は、雨の日に傘をさして、庭の鉢植えにジョーロで水をやっていた。知らん振る舞いは、焦点ぼけだが、道に出た「あまい 柿にすぎぬ」は、紙に出る感覚とあいまって、イメージ鮮やか。あれ、ヒヒョウの癖が抜けねえ屋! スカートもまくってしまうわ! エッチ! やだあ、根石くん。中学の頃そのようなことをよく言われた。よくよく言われたことはない。やだああ、とか、やだぁん、とかよく言われた。コジマどうしてるんかな。小熊さんにしても股?「あまい 柿にすぎぬ」のだから、だったら女を思えよ、女を。「死」だなんて言ってる場合じゃねえ。気安く、「死」に話しかけなさんな。セーエキ、セーエキ。出なくたって、もっと思えよ。(これのどこが敬礼じゃ?)


2.
ことば
                     根石吉久


とおくでやまがだまってみている。

もう だまって いたい。

まよなかにことばなんかでおこしてしまって。
あけがたにじてんしゃなんかこぎだして。
うすぐらいこうえんのべんちなんかにこしかけて。

わるいことをしたとおもう。

ろくじゅうねんをいきてきて。
なんどもおもったはずなのに。
またしても おもう。

もうだまっていたい。

こだちのかげがながくのびて。
あきかぜがふきぬけて。
えだゆれるみどりのしげみから小鳥がふるようにしばふにおりた。

・・・註。
   最後、「小鳥」だけ、漢字にしたかった。語学屋のせいか。
   昔、小鳥のような小島が好きだったせいか。
   その他、浜田順二の「ことば」の細部にいくつか変更を加えた。
 
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